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細胞工学 vol.27 No.10 2008年10月号
 
  細胞増殖とゲノム安定性維持のかなめ,DNA複製のメカニズム解明に迫る
 
 
細胞工学2008年10月号表紙

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HOT PRESS
アナフィラキシー・ショックを引き起こす新たなメカニズム:好塩基球・IgG・血小板活性化因子を介した即時型アレルギー
辻村祐佑,烏山 一

オートファジーはマウス着床前胚の発生に必須である
塚本智史,久万亜紀子,水島 昇

SMCタンパク質のhingeドメインと相同性を持つタンパク質がRNA-directed DNA methylationに関与する
菅野達夫

Special Review
癌幹細胞:現在の知見と医療応用
阿部剛典,稲垣亮仁,中野伊知郎

TOPICS
国際生物学オリンピックを知っていますか?
沼田 治,岩本浩二

連載
●1枚の写真館
CD4陽性細胞が生き延びた!
満屋裕明

●思い出の論文
第3回 エネルギー変換系の再構成
香川靖雄

● 創造の構造:創造性あふれる研究のために
第10回 論理・数理・物理の不思議な世界:あなたの創造性を刺激するために(2)量子実在とベルの定理
中西 章

●転写因子第一号:ラック・リプレッサーへの道
第13回 1984年,空間の支配
鈴木 理



 

細胞増殖とゲノム安定性維持のかなめ,DNA複製のメカニズム解明に迫る
監 修 正井久雄

序:DNA複製研究の過去,現在,未来
正井久雄
ヒトの細胞は,細胞周期1回ごとに30億塩基対を正確に複製する.複製を司る複製フォーク複合体の構成因子はほぼ明らかになってきた.複製フォークは,細胞内外のストレス,シグナルに適切に応答しつつ複製を完了する.複製のプロセスは,細胞分裂,組換え,クロマチン構造形成など多様な染色体ダイナミクスと複雑に連係して進行する.そのプロセスは厳格であると同時に,発生・分化の過程でプログラムが変動するなど,可塑性をも有する.また,その制御の破綻は,複製阻害を介してただちに染色体不安定性を誘導し,癌細胞などに見られる遺伝子異常の引き金となる.

特集の序文をご覧いただけます

特集
●染色体DNA複製開始点のゲノムワイド動態と活性化タイミング
●イニシエーターDnaAタンパク質による大腸菌染色体複製開始機構
●pre-RC形成および再複製抑制制御機構
●真核細胞染色体DNA複製開始反応とCDKによる制御
●複製フォーク形成複合体の染色体サイクルにおける働き
●停止あるいは損傷した複製フォークのプロセシング
●多様なDNAポリメラーゼによる複製制御
●DNA複製開始と進行のゲノムワイドのプロファイル解析
●DNA複製タイミングの発生過程における制御
●RecQヘリカーゼ群によるゲノム維持と疾患,そして創薬への応用